骨盤矯正・妊婦の治療

妊娠・出産時には身体が大きく変化します

骨盤の変化

骨盤の変化女性は妊娠するとリラキシンという女性ホルモンの分泌量が増え、骨盤が出産に向けて徐々にゆるんでいきます。赤ちゃんをスムーズに産めるよう妊娠末期には骨盤全体も大きくなっていきます。骨盤周囲が1cm以上大きくなうこともあり、それにともなって骨盤の下にある股関節の幅も変化し、骨盤前面にある恥骨結合に離開が起こります。弛緩が大きくなると恥骨結合が裂けるケースもあります。

骨盤周囲の筋肉の変化

腹直筋

腹筋が発達してきれいに割れている状態をシックスパックと呼びますが、これは腹直筋という筋肉です。妊娠末期には大きくなった子宮によりこの腹直筋の真ん中が離開する腹直筋離開を起こします。出産後、通常は自然に元へ戻りますが、間違ったトレーニングなどを行ったことで離れたまま戻らないケースがあります。これは産後の体型崩れの原因の1つです。

腹横筋

腹部全体を覆って体幹を固定し、内臓の位置を安定させて、お腹周りをすっきりさせる重要なインナーマッスルです。妊娠後期にこの腹横筋が薄く引き伸ばされますが、これが元の機能を取り戻さないと産後の体型の崩れや腰痛、恥骨痛、股関節痛などを起こす原因になってしまいます。

骨盤底筋群

内臓が下に落ちてしまわなよう、ハンモックのように支えている筋肉です。妊娠中には胎児や増大した子宮、胎盤、羊水の重さが加わるため大きな負担がかかります。この筋肉が元の機能を取り戻さないと産後の尿漏れや頻尿、痔、子宮脱の原因につながります。

子宮と胸部の変化

妊娠していない時の子宮は長さ約7cmで約50グラムしかありませんが、妊娠末期には長さ約30cmで約1000グラムにもなり、子宮内部には3000グラム前後の胎児と約500グラムの胎盤、さらに羊水があります。

胸とお腹は横隔膜という筋肉に隔てられていますが、子宮がこれだけ大きくなる妊娠後期には横隔膜が胸の方に押し上げられます。そのままでは肺気量が減少して呼吸に差し支えますので、胸部の横幅や胸囲を増大させてそれを補っています。

姿勢の変化

妊娠してお腹の赤ちゃんが大きくなっていくと、体のバランスも変わってきます。お腹が大きくなって前に出てくると身体の前面が重くなるため、無意識に上体をそらしてバランスをとるようになっていきます。妊娠中に腰痛になる方が多いのは、こうした姿勢の変化が関係しています。

産後の骨盤矯正が有効な理由

産後の状態

出産時に恥骨結合と仙腸関節が開くことで、骨盤のゆるみや開きはピークを迎えます。骨盤をゆるませるリラキシンという女性ホルモンの分泌は出産後も1年間ほど分泌が盛んな状態が続きます。そのためこの時期には骨盤矯正の効果も出やすくなっています。

また、上体を大きくそらして身体のバランスをとる姿勢の変化も出産時に最大になります。出産後は、お腹の重さが急になくなって身体の重心バランスが変化しますが、姿勢は意識して変えていかないとなかなか元に戻りません。骨盤矯正は身体のバランスを正常に戻すものですから、きれいで正しい姿勢をより短い時間で取り戻すことができます。

出産後には赤ちゃんの世話が待っています。抱っこ・授乳・沐浴など、赤ちゃんの世話は身体の左右どちらかに大きな負担がかかる姿勢が多く、アンバランスな力が骨盤にかかるためゆがみやすくなります。骨盤がゆるんでいる産後の時期にゆがみが蓄積すると、姿勢や体型の崩れにつながりますし、矯正するのにも時間がかかってしまうようになります。

そして、妊娠・出産は筋肉へのダメージも蓄積しています。出産時には、上体を大きくそらす姿勢の変化により背中から腰にかけての筋肉が硬く縮んでいます。逆にお腹の筋肉は限界近くまで引き伸ばされており、出産後しばらくは本来の腹筋と言う役割を果たせない状態になっています。

産後に起こりやすいトラブル

産後に起こりやすいトラブル骨盤のゆるみやゆがみ、筋肉ダメージなどにより、産後にはさまざまなトラブルが起こる可能性があります。よく知られているのは、プロポーションが戻らなくなることですが、他にも尿漏れ、痔、子宮脱などの原因にもなっています。また、骨盤のゆがみが定着してしまうと姿勢もゆがみますので、慢性的な肩こり・腰痛などを起こしやすくなるなど健康へのさまざまな悪影響にもつながってしまいます。

骨盤矯正はダメージを受けた身体のリハビリ

ケガで筋肉や骨にダメージを受けた場合には、患部の治癒だけでなく、本来の機能を回復させるリハビリが必要です。早い時期に正しいリハビリのプログラムをしっかり行えば完全に元の状態へ戻すことができますが、時期を逸してしまったり、間違ったリハビリを行ってしまったり、不十分なまま終えてしまうと本来の機能が戻らなくなってしまう可能性があります。

産後のお身体も、通常とは違う骨の状態や筋肉のダメージなどがあることを考えると、適切なリハビリが必要です。実際にヨーロッパでは産後のリハビリケアプログラムが一般的になっています。日本では赤ちゃんに対する公的な医療制度こそ充実していますが、産後の女性に対するケアはかなり不足している状態です。

当院では、産後の女性に向けて骨盤矯正を中心としたリハビリケアを提供しています。産後1年間は骨盤がゆるんだ状態ですので効果が出やすく、妊娠前よりさらに健康できれいになれる時期でもあります。もともと姿勢が悪かったり、アンバランスな筋肉の使い方をしていたりといったケースでは、慢性的な腰痛の解消や洋服のサイズダウンなどをご実感される方も珍しくありません。

当院の産後骨盤矯正

Step1問診

痛みや動作のしにくさなど、お困りになっている症状についてお話をうかがっていきます。

Step2検査

姿勢分析器と高精度体成分分析装置、歩行ドック用のフットプリンタなどにより、お身体の状態を詳細に調べます。どのくらいゆがみがあるのかを実際に目で見てご確認いただけますし、治っていく様子も確かめることができます。

Step3治療方針の決定

ご自分のお身体のゆがみを確認していただいた上で、矯正の内容をわかりやすくご説明し、最適なプログラムを相談しながら作成していきます。ご納得いただき、内容が決まったら治療開始です。

Step4姿勢矯正

上体を大きくそらしていた妊娠中から、育児による前かがみの姿勢が増え、アンバランスな姿勢が多くなる出産後は骨盤がゆがみやすい時期です。特に大きな負荷のかかっている肩甲骨周辺を中心にマッサージでしっかりほぐした上で、姿勢矯正を行います。これで、お身体の軸をまっすぐに整えます。

Step5骨盤矯正

股関節と骨盤が横に広がってゆがみ、ねじれていますので、正しい位置に矯正していきます。当院では安全で効果的な優しい手技を中心に矯正を行っております。疼痛の改善、ウエストのくびれ、骨盤幅の縮小といった効果をすぐにご実感いただけることも多くなっています。

Step6セルフケア指導

リハビリと同様に、産後もご自宅で行うセルフケアはとても重要です。ただし、正しいやり方で適度に行うためには、お一人おひとりに合わせて専門家がプログラムを作り、しっかり指導する必要があります。

当院にはNSCAジャパン(日本ストレングス&コンディショニング協会)トレーナーの資格を有したスタッフがおり、セルフケアに関しても専門家の立場からしっかりサポートを行っています。ストレッチも、呼吸や視線、手足の位置・間隔・角度などによりその効果が大きく変わってきます。正しいやり方を覚えて、きれいと健康につなげていきましょう。

Step7効果の確認

施術終了後に、姿勢や痛みの改善状態、ウエストや骨盤の状態の変化をご実感いただいています。姿勢分析器などをここでも使用し、Before/Afterを実際に目で見てご確認いただけます。

産後の骨盤矯正スケジュール

理想的な開始時期は、産後2ヶ月~半年です

少なくとも1年以内に治療を開始することをおすすめしています。何年か経過してからでも骨盤矯正は可能ですが、満足いただける結果を出すための治療期間がどうしてもかなり長くなってしまいます。

3ヶ月の間に10回

状態により個人差がありますし、骨盤矯正の効果が出にくい時期に開始したり、十分なセルフケアができないなどがあると期間や回数は増えてしまいますが、目安は3ヶ月の間に10回の通院というスケジュールです。

矯正の効果は最初の3回程度でご実感いただけますが、その後の治療では正しい位置に戻った骨盤の状態を安定させ、筋肉の回復を促していきます。

10回の通院は、最初は週1回、骨盤が安定し筋肉が回復し始めたら2週に1回のペースです。

キッズスペースや個室もあります

キッズスペースや個室もあります当院にはキッズスペースや個室をご用意しています。赤ちゃんや上のお子さまをお連れになっても対応可能ですので、安心していらしてください。

TEL:0296-47-3599お問い合わせ
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