胸椎の重要性
2025.11.21
こんにちは、あお整骨院の霜越です!
当院には【姿勢】が原因と思われる症状の方が多く来院されます。
猫背や反り腰が目立ちますが、そんな姿勢の方の共通点として気になるのが"脊椎(背骨)の硬さ"です。
今回はその中の胸椎についてご紹介していきます!
胸椎とは?
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頚部から腰部をつなぐ、胸(背中)の部分の12個の背骨を指します。
- 胸椎は肋骨、胸の中央にある胸骨とともに、かご状の【胸郭】を形成しています。

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胸椎の役割
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〇姿勢を保つ
胸椎の可動性と安定性があることで、良い姿勢を保ちやすくなります。反対に伸展可動域が少ないと、猫背・巻き肩といった不良姿勢を引き起こします。 -
〇肩関節との連動性
胸椎が固くなると、肩甲骨の可動域が狭くなります。それにより、野球やバレーなどのようなオーバーヘッドの動きのあるスポーツに悪影響を及ぼしやすくなります。 -
〇呼吸への影響
胸椎の伸展が少ないと胸郭の拡張が制限され、呼吸が浅くなる傾向があります。 -
〇体幹の連動性
胸椎が上手く動かないと、それをカバーするために上下にある腰椎や頚椎に負担がかかることが多く、腰痛や肩こりの原因にもなります。 -
胸椎の柔軟性低下で起こること
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姿勢不良や痛みが出る
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胸椎が硬くなると、胸郭の柔軟性も低下し、胸が縮こまった姿勢になって肩が前方に丸まりやすくなります。
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それにより猫背や巻き肩が生じることで、首や肩、腰の筋肉が緊張しやすくなるため、痛みや不快感を引き起こすことがあります。
呼吸が浅くなる
姿勢が前かがみになることで胸郭の拡張が制限され、横隔膜の運動も鈍くなります。そうすると深い呼吸がしづらくなり、呼吸が浅くなってしまいます。呼吸が浅いと体内への酸素供給が不足して疲労を感じたり、集中力の低下や心身の緊張などのストレスにつながることがあります。
体の動きがぎこちなくなる
胸椎の硬さが増すと上半身をねじったり曲げたりする動きに影響が出やすくなります。胸椎がなめらかに動くことで、それに付随する胸や背中の筋肉の柔軟性も向上していき、不調の改善につながるきっかけになります。

