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弁護士特約はオプションで付けましょう!

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こんばんは、柔道整復師の霜越です。

先日、「交通事故治療で弁護士特約を使った方がいい理由」をご紹介しましたが、今回珍しいパターンがあったのでご紹介します。

 

交通事故治療でお越しの患者様が過失割合について相談したいということで、当院からご紹介した弁護士さん、行政書士さんと面談をされました。

今回は弁護士特約を使うかどうかの面談なので無料で相談できたのですが、今後本格的に弁護士さんに交渉を委任するとなれば費用がかかってきます。

それを補償してくれるのが『弁護士特約』なのですが、この患者様が弁護士特約だと思っていた補償が実は…

法律相談費用のみの補償だったのです😱

 

どういうことかというと、

弁護士特約を使う際はご自身の任意保険会社の特約を使うのですが、その会社は保険プランに標準で『法律相談費用保険金補償』が付いている仕様になっていました。

これは、『相手への請求について弁護士への法律相談などの費用を支払ってくれるもの』となります。

つまり、『自身が相手との交渉をするために、アドバイスをもらうためにかかる費用の補償』なので、あくまでも相手との交渉はご自身で行うことになります。

弁護士さんが自分の代わりに相手と交渉してくれるようにお願いしたいと思ったら…

委任のために必要な弁護士費用や訴訟の際の裁判費用などまで補償してくれる『弁護士費用保険金補償』をオプションで付けておく必要があります。

 

もし弁護士特約だと思っていた補償が足りなくて弁護士さんに委任できないとなると…

「まだ痛いのに交通事故治療が終了」

「過失割合の交渉がうまくできず納得いかないまま決まってしまった」

「保険会社と連絡が取れなくて話が進まない(保険会社は17時まで、折り返せるのが17時以降だから)

なんてことになりかねません。

 

この患者様の今後の意向はまだ決まっていませんが、みなさんもこれを機にご自身の自動車保険の補償内容を見直しておくとよいかもしれません。

弁護士さんを入れなくとも、交通事故の交渉がスムーズに進み、ご自身に必要なだけ事故治療を行えることがほとんどなので、必ず弁護士さんにお願いしないといけないわけではありません。

ですが、いざという時に「弁護士さんにお願いしたいのに、費用が…」なんて、余計な心配をしなくて済むように、

もしもの時の備えとして弁護士特約はオプションで付けておきましょう!